先日めでたく退院した父ですが後遺症で歩行がちょっと不自由に
なったため、寝室を引っ越しました。それに伴いいらない本などを
処分するということで・・・つまりいらないものは全部やみいに
持たされます
とりあえず比較的まともそうなものは捨て値で
オークションに出品したりしておりますが、その中にこんなものを
見つけました。
な、なんと昭和63年に水交社(「○海道の釣り」の出版元)
から刊行されたもので、表紙の人物(若い!)は今なお現役
バリバリですし、今は亡き捧名人も文を寄せられています。
いやー、懐かしいなあと思いつつしばし読んじゃいました。
ホッケのウキ釣りはほとんどやったことはないのですが、
それでも普段から「○海道の釣り」などを読んでいるので
基本的なことは既に知っていることがほとんどでした。
で、これもそうなのですが今日はコマセ(マキエ)に関する
お話をー
ホッケのウキ釣りでは当然コマセを使いますが、針にオキアミ
(エビの一種)をつけて釣る場合にはコマセにもケチって赤アミ
(これもエビです、安い)なんぞを使わずにオキアミを使いなさいと
書かれています。確かに蒲焼きのにおいにつられてウナギ屋さんに
入れば普通は蒲焼きを頼みますよね
では針にマグロや甘エビをつけるときには・・・やっぱりマグロ
ブロックや甘エビのすり身でも使うのかな?経験がないので
そこまで行くとよく分かりません、あしからず
で、ようやく本題のカジカ釣り。そもそも普段カジカ釣りでコマセを
使うというのは釣り会ならいざ知らず、プライベートの釣り人では
けっこう少ない気がします。イカゴロさえ使わない人もときどき
見かけますね。しかしやっぱり、匂いに敏感といわれるカジカを
釣るにはコマセがあるとないとではかなり差が出るはずです。
論より証拠、数年前友人と日高に行ったときのことですが、
コマセをばら撒きまくったやみいにはアタリがひっきりなしだった
のに対して、イカゴロのみの友人は隣であやうく1匹もカジカを
釣らずに終わるところでした。
なのでやっぱりコマセは持っていきましょう、ただし問題はその
中身(材料)です。最初のうちは袋で売られている粉状のものを
買ってみましたが、これは非常に保ちが良くありません。仮に
海水を入れて練ったりしたとしても海面に着水した直後には
そのほとんどがあっという間に溶けてなくなります
ならばと今度はやはりパックして売られているピンポン玉位の
コマセを試してみましたがこっちは逆に全然溶けてくれません。
岩場などでは適当にぶつかって砕けてくれるらしいのですが、
砂場だとひどいときにはそのまま戻ってきます
もっとも
最近は使っていないので今でもそうかはわかりませんけど。
かくのごとく遍歴した末に「コマセは自作が一番」という結論に
達したのがここ数年です。バケツに市販の粉コマセを1/3、
その上に赤アミのブロックをひとつ。そうすると赤アミから出た
水分が粉コマセにちょうどよく吸収されます。ただし時間に
充分余裕を持たないと赤アミが融けないので要注意です。
そして一番重要なのがソーダカツオのミンチです。これもカツオ
ブロックとして売られていますが、あれは骨やヒレ・エラといった
あまり意味のない部分が余計なので理想的にはこれも前もって
カツオを丸ごと買い、付けエサ用の切り身をとった中落ちから
残った身をこそげ落として細切れにするのがベストですね。
で、これを釣り場でよく混ぜてネットに入れてボチャン。
これだとあっというまに溶けてなくなることもありません、
あとは近くにカジカがいればめでたしめでたし
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